お金の問題は解決するが、条件はある～第１回？

債務整理の相談を受けた当時は
返済日に追われ、なんとなく落ち着かない
雰囲気を醸し出していた依頼者が、
積立のお金を事務所に持参した様子を見ると
何か吹っ切れたように元気になっている
姿をしばしば拝見します。

お金に関する問題で解決できないものは
ほとんどないと言っても過言ではないでしょうが、
だからと言って、条件が全くないとは言えません。

例えば、銀行や消費者金融等数社から
借入があり、約定の返済額では金額が大きくなり
返済を続けれれないというのであれば、
借金総額と依頼者の返済可能額を勘案し、
将来の利息を払わず、案分返済を提案する
という「任意整理」という方法があります。

ただ、金額が少なくなるとはいえ、
返済を継続するわけですから、
定期的に返済をしていただけるか否かは
和解交渉するにあたっては重要な要件であり、
その確認のために積み立てを条件としています。

積立ができないのなら、返済を継続することは
困難と言わざるを得ませんからね。

さて、それでは借金総額が大変多く、
返済が困難な場合はどうするか…それはまた次回。