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別に向井何某のファンという訳でもなく、
(榮倉何某はすこし推しですが…)
ついつい商売柄、某テレビ番組「遺産争族」
を観てしまっています。
こんなことが起こる訳ないというのではなく、
おそらく何処にでも起こるであろう遺産相続問題。
このドラマでは資産家一族の物語として、
多少お茶を濁していますが、実際は余り財産が
多くないケースの場合の方が「遺産争族」化
することが多いといわれていますね。
そうなると余りに生々しくてお茶の間では
観るに堪えなくなってしまうのでしょうか…。
(以下、番組内容のネタバレあり…)
第2話である今回は、祖父が孫の婿に
全財産を譲るために、遺言を書き直す相談を
弁護士にしたという話でしたが、
私たち司法書士をしているものだと、直ぐに
「それは無理!」と考えてしまいます。
なぜなら、もともと孫には相続権はありませんし、
今回の相続に関しては、孫の配偶者は圏外です。
そうなるとすぐ浮かぶのが、「贈与」か養子縁組
ですが、ドラマでも祖父が養子縁組を
提案していました。
ただし、養子となり他の推定相続人と同様
被相続人の子となっても、他の相続人には
「遺留分(子の場合、本来の相続分の2分の1)」が
ありますから、全財産を渡すことはできません。
さて、この後どのような展開が待って
いるのでしょうか??
私なりに想像するに、どうやら実子たちは
贅沢に育てられ、親からかなりの援助を
受けているようですから、「特別受益」の
主張をして遺留分を主張しても回収
できないから文句を言うなと叱責する。
さらに事前に遺留分の放棄を家庭裁判所を
通してさせるという方法を採るのかな、
とも考えましたが、あまり爽やかな解決では
ないので、取下げさせていただきます。
まードラマとして観るには、他人の家族の
骨肉の争いは面白いのかもしれません。
解決方法が楽しみですね。
勉強させていただきます。