少額の事件にも司法書士を活用ください!~簡裁代理

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少額の事件にも司法書士を活用ください!~簡裁代理

司法書士というお仕事 ~司法書士鈴木一郎の歳時記~,簡裁代理

2015/10/16 少額の事件にも司法書士を活用ください!~簡裁代理

先日、静岡簡易裁判所の傍聴席で、
私が原告代理人となっている裁判を
待っているときに、前の席の男性が
法廷に呼ばれました。

 

 

半袖、ノーネクタイの私と違い、
スーツにネクタイときっちりとした服装を
していましたので、弁護士の方かと
思っていましたが、実際は被告として
大手Nから10万円程の通話料金の支払いを
求める訴訟を提起されていたようでした。

 

どうやら病気のため仕事が出来ず、
支払が滞ってしまったようで、
とても申し訳なさそうにたたずんでいました。

 

まだ体調も戻らず、収入が少ないようで、
月数千円なら返却できると主張していました。

 

 

ただ、大手Nは月1万円でなければ
和解できないと主張してきたため、
裁判官が被告に、1万円は返還可能ですかと
尋ねると、「頑張ります」と返答されましたが、
裁判官が「頑張りますではなく、可能ですか」と
再度尋ねると、やはり「頑張ります」と
返答すばかりでした。

 

被告の気持ちは本当によくわかり、つい肩入れ
したくなりましたが、裁判ではこのような
曖昧な回答は受け入れられません。

 

結局原告側が判決を求めたため、おそらく原告の
主張どおりの判決が出されることと思います。

 

 

確かに10万円程の少額の訴訟に弁護士、
司法書士などに代理人を要請すれば、
その費用は依頼人にとって決して安いものでは
ありませんが、費用を立替えてくれる
法テラス(日本司法支援センター)という
機関もありますから、はじめから
あきらめずに一度ご相談ください。

 

依頼人の要望にもう少し近い解決
図れるかもしれません。

 

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