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私の事務所の管轄の静岡地方裁判所富士支部の
破産事件は昨年の同時期と比べると
僅かではありますが、増加傾向にあるようで、
アベノミクスの矢はどこに飛んだのか
まったくわからないというのが実感です。
本当に景気回復しているのなら自己破産が
増える訳ないと個人的には思うのですが、
やはりおいしい思いをしているのは
一部の方だけなんでしょうか。
ただ、相談者のお話を聴くとまるで以前の
消費者金融のように、銀行や信販会社が
ご本人の返済能力を無視して貸付けを
行っているようにも思われます。
人間はどうしても弱いものです、貸してくれると
言われれば、ついつい甘えてしまうもので、
仕方はないとは思いますが、かといって、
返済についてまで甘いわけではありませ。
気づいた時には多額の借金ばかりが残り、
解決するには自己破産をして再出発を
図るしかないということにもなりかねません。
「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」
「投資を喚起する成長戦略」のアベノミクスの
3本の矢を探そうかと思っているうちに
今度は新たな3本の矢が提示されたようです。
「希望を生み出す強い経済」「夢を紡ぐ子育て支援」
「安心につながる社会保障」という矢の効果は
どんな形で現れるんでしょうか。
意に沿わず、社会保障を必要とする人が
増えていくなんてことにならないことを
願うばかりです。