債務整理手続での優先事項は何か~将来への投資?

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債務整理手続での優先事項は何か~将来への投資?

個人再生,債務整理,司法書士というお仕事 ~司法書士鈴木一郎の歳時記~,自己破産

2015/08/09 債務整理手続での優先事項は何か~将来への投資?

債務整理手続の相談を受けたとき、依頼者に
もとも適した解決方法を選択するうえで
家計のチェックは重要な位置づけになります。

 

 

家計簿をみて改善する余地があるのなら
返済資力の範囲で分割弁済を提案する任意整理を、

 

家計を改善して出来た弁済資力では
分割提案が難しい場合は、個人再生を、

 

家計の改善をしても現状では返済が困難と
判断すれば自己破産を選択していくことになります。

 

もちろん家計の改善と言っても簡単ではありません。
債務整理手続をしなければならない状況の家計は
削る要素がない場合も多くあります。

 

相談に来られる時点で、公共料金や家賃の滞納、
生命保険や車の任意保険の解約等されている
こともあり、これ以上の改善といえば食費をカット
するか、宝くじに当たるしかないなどということも
ないわけではありません。

 

 

ただ、子どもさんがいる家庭では、いろいろと
支出のカットは要請しますが、教育費に関しては
なるべくカットしないようにとは考えます。

 

優先すべきは子どもの将来だと思っているので。

 

そのため、教育費の捻出を考えると、
債務整理手続を選択するのに、任意整理が個人再生、
個人再生が自己破産へと方針を変更せざることも
よくあります。

 

債務整理手続をして、なんとか暮らせる
という結果より、債務整理手続で子どもの将来を
守ることができることを目指すべきです。

 

もちろん、債務整理だけで生活改善ができる
訳ではなく、社会保障制度の利用なども
視野に入れて考えないといけないと思います。

 


<ムムムム・・・・・・>

 

子どもの将来という点では、先日行った養育費の相談も
少なからず関わっている問題ですね。

 

取り敢えずは、出来ることから少しずつ
といった、対応しかできませんが・・・

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