債務整理による生活再建は打ち出の小槌ではない!

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債務整理による生活再建は打ち出の小槌ではない!

個人再生,債務整理,司法書士というお仕事 ~司法書士鈴木一郎の歳時記~,自己破産

2015/06/27 債務整理による生活再建は打ち出の小槌ではない!

借金返済が大変で、家計が火の車状態から
生活再建のためにする手続きが「債務整理」です。

 

 

債務整理の手続の中には、返済を継続する
任意整理」と「個人再生」、
最終的に返済を免除する「自己破産」制度
があり、依頼者の状況や希望により選択します。

 

基本的に借りたものは返すという原則から言えば
返済を継続する「任意整理」か「個人再生」
という選択が多くなります。

 

もちろん返済を継続するのですから、
必ず本人の生活状況を見て、可能な範囲で
積み立てをしてもらい、返済の可否を判断しています。

 

しかし、生活再建を考えた場合、積み立て、
つまり返済継続が可能かだけの判断では不十分です。

 

 

というのも、債務整理に着手した場合、
個人の信用情報に「債務整理」をしていることが
掲載されるため、新たな借り入れができないのです。

 

ですから、仮に生活費ギリギリで積み立てを
している場合、想定外?(必ずしもそうとは
言えない場合も多いのですが)のことが生じると
生活費自体が不足し、積み立てを止めざるを得ない
場合があります。

 

既に債権者への返済を開始していれば、
延滞」ということになり、2回継続すれば
一括返済を要求されることもあるため、せっかくの
債務整理手続が無駄になってしまいます。

 

依頼者の方にいつもお願いするのは、
積立金プラス貯蓄ができる生活再建をすることです。

 

 

もちろん簡単なことではありませんが、
収入が急に増えるということがない以上、
依頼者の方には生活費の優先順位を付けて
いただかなければなりません。

 

債務整理は振ればお金の出る「打ち出の小槌
ではありませんから、我慢を覚えるということが、
生活再建を成功させるための重要な要素です。

 

ただ、これは債務整理手続をしている方だけでなく、
私たち多くにも必要なことかもしれません。

 

少しストレスは溜まりますが、
これが日常生活といえますね。

 

ストレスフリーになるためには、
ロト6でも買いましょうかね…
…当たらないでしょうけど。これもストレスかな?

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