つい忘れがちですが、奨学金はあなたの借金です。

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つい忘れがちですが、奨学金はあなたの借金です。

個人再生,債務整理,司法書士というお仕事 ~司法書士鈴木一郎の歳時記~,自己破産

2015/02/10 つい忘れがちですが、奨学金はあなたの借金です。

「奨学金を返せず自己破産~40歳フリーター」
というニュースを目にしました。 

 

 

と言ってもこのニュースが衝撃的かといえば
そうではなく、現在奨学金の返済が困難になり
このニュースのように自己破産せざるを得ない
ひとが増えています。

 

そもそも奨学金は、学生自身の借金であり、
社会人になって就職したら自ら
返済をしていくというものです。

 

ところが、就職氷河期という時代が長く続き、
非正規雇用の増加が顕著となる社会情勢では
「就職して返済する」というシンプルなモデルが
崩壊しています。さらに悪いことに不況で
頼みの親もリストラに会い…という話は
枚挙に暇ありません。

 

 

私自身は奨学金の返済に関する相談をあまり
受任してはいないのですが、奨学金を抱えた
借金整理の場合、いくつかの問題点があります。

 

先ず第1に、奨学金は分割弁済の交渉に
応じてくれないこと。

 

自己破産や個人再生の対象とはなりますが、
連帯保証人がついている案件も多いため、
連帯保証人に返済義務が生じてしまうことなどです。

 

以前個人再生で対応した案件では、本人自体の
借金は圧縮されたのですが、結局連帯保証人である
親が圧縮した借入の差額を支払うこととなりました。

 

 

他の債務もありますから、全体としては返済額は
減ったのですが、事前に保証人等の了解のもと
対応しなければなりません。

 

個人再生手続の認可決定後、奨学金返済用の
振込用紙が全期間分送付されてきて、
非常に重たかったことが記憶にあります。

 

解決方法はいろいろですが、放っておくのではなく
司法書士等にご相談ください。 

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