債務整理、登記業務より判断が難しい後見業務

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債務整理、登記業務より判断が難しい後見業務

債務整理,司法書士というお仕事 ~司法書士鈴木一郎の歳時記~,成年後見制度

2014/12/18 債務整理、登記業務より判断が難しい後見業務

昨日、私が成年後見制度のひとつである
保佐人に就任している方が
入居している施設から「今後の介護方針の
打合せをしたい」との要請があったので、
定期訪問も兼ねて施設担当者と打合せしました。

 

 

何か重大な問題があるのかと少し心配しましたが、
どうやら来春出来る同系列の有料老人ホームへの
入居の斡旋のお話のようでした。

 

重大な事項でなく安心しましたが、
実はこの問題は被保佐人(彼)にとっては
意外と重要な問題でもあります。

 

というのも、彼は今いる施設で生活するには
未だ若く、娯楽の少なく4人部屋でもある
この施設での生活に飽き飽きしていました。

 

入所4日目位に「もう出たい」と
いっていたくらいです。

 

この施設は費用面では申し分なく
彼の今後を考えると経済的には
ありがたいものでした。

 

 

ただ、彼を訪ねるたび、ひとり机に伏して
寝ている姿を見ると申し訳なくも
感じていたことも事実です。

 

最終的にお金が0円で終焉を迎えられれば
何の文句もないところですが、
人生がいつ終わるかなど計算できる
ものでもありません。

 

最悪を考え、ついつい出費を抑えようと
考えてしまうのがお金を管理するものの
義務とはいえ、難しさを感じています。

 

日頃やっている、登記や債務整理などとは
異なった難しさですね。

 

今回の施設の変更に関しては、彼が前向きなので
私としては希望を叶えるようにやっていこうと
考えています。

 

 

人生楽しいほうがいいに決まってますからね。
ただ・・・。悩ましいな

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