0545-30-7555 〒416-0952 静岡県富士市青葉町327番地 【営業時間】9:00~17:00【電話相談】8:30~18:00 /【定休日】土、日、祝(※事前にご連絡いただければ、時間外や休業日の対応もいたします。)
個人再生という手続は、やや煩雑なためか
制度導入時の想定からすれば、利用率が低い
ように感じます(あくまでも私見ですが)。
個人再生についてはココ>>
個人再生利用者の想定モデルは、
住宅ローンの返済を抱え、さらにその返済のため、
他から借り入れをし、その返済のために
大変苦労されているのだが、
収入も安定していて、住宅ローン以外の借り入れを
例えば5分の1程度に圧縮すれば、
返済を継続することが可能な方です。
ただ、判断に非常に迷うのは、返済が苦しくなった
根本の原因が住宅ローンであるのなら、
その住宅ローンを残したままで、果たして
生活の再建が本当に可能であるかということです。
もちろん、住宅ローンの返済に関しても
メスを入れますが、その効果は劇的ではありません。
そう考えると、住宅を手放すという選択肢も
ご提案せざるを得ません。
最も優先すべきは生活再建ができるか否かであり、
そこには必ずしも”家”は必須条件ではないからです。
自己破産を安易に勧める気はありませんが、
先ず生活を再建することを考えれば、
結果的に相談者にとてっも適切な判断であったと
思える状況になる可能性は高いと思います。
自己破産についてはココ>>
いずれにせよ日本では、いまだに”家”を持つ
ということが、人生の大きな目的のひとつである限り、
それを手放すという決断は簡単ではないですね。
私の事務所では、どのような選択をするか、
いろいろとご提案させていただき、
じっくり検討のうえ、最終的な判断を
していただくことにしています。