個人再生か自己破産かの相談事例の検討

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個人再生か自己破産かの相談事例の検討

個人再生,債務整理,司法書士というお仕事 ~司法書士鈴木一郎の歳時記~,自己破産

2013/11/05 個人再生か自己破産かの相談事例の検討

個人再生という手続は、やや煩雑なためか
制度導入時の想定からすれば、利用率が低い
ように感じます(あくまでも私見ですが)。

 

個人再生についてはココ>>

 

個人再生利用者の想定モデルは、
住宅ローンの返済を抱え、さらにその返済のため、
他から借り入れをし、その返済のために
大変苦労されているのだが、
収入も安定していて、住宅ローン以外の借り入れを
例えば5分の1程度に圧縮すれば、
返済を継続することが可能な方です。

 

ただ、判断に非常に迷うのは、返済が苦しくなった
根本の原因が住宅ローンであるのなら、
その住宅ローンを残したままで、果たして
生活の再建が本当に可能であるかということです。

 

 

もちろん、住宅ローンの返済に関しても
メスを入れますが、その効果は劇的ではありません。

 

そう考えると、住宅を手放すという選択肢も
ご提案せざるを得ません。

 

最も優先すべきは生活再建ができるか否かであり、
そこには必ずしも”家”は必須条件ではないからです。

 

自己破産を安易に勧める気はありませんが、
先ず生活を再建することを考えれば、
結果的に相談者にとてっも適切な判断であったと
思える状況になる可能性は高いと思います。

 

自己破産についてはココ>>

 

いずれにせよ日本では、いまだに”家”を持つ
ということが、人生の大きな目的のひとつである限り、
それを手放すという決断は簡単ではないですね

 

 

私の事務所では、どのような選択をするか、
いろいろとご提案させていただき、
じっくり検討のうえ、最終的な判断
していただくことにしています。

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