家は残し、他の借金を圧縮～個人再生

最近の債務整理の依頼者の相談内容は、
数年前とそれ程変わっているとは思えませんが、
解決方法に関しては、かなり変化があります。

特に住宅ローンを抱えている方は、
給与の減額や、ボーナスの激減などで、
銀行と協議し、返済方法を変更したり、
給与の不足分を消費者金融等から借入をし、
返済金の不足分を補うというのが、
一般的な傾向です。　

違いといえば、借入先が
以前は消費者金融が多かったのですが、
最近はショッピングカードの
キャッシング利用をする方や
銀行系のカードローンを利用する方が
多少増えている点でしょうか。　

しかし、一番の違いは、
貸金業法の改正に伴い、
法定利息超の貸し出しが減った関係で、
比較的長く取引をされている方でも、
いわゆる過払い金が
発生しなくなっていることでしょう。

そうなると、以前のように
回収した過払い金で、返済額を減らし、
残金を分割返済していくという選択肢を
取れる可能性が減ることになります。

そこで、最も力を発揮するのが、
この”個人再生“という手続きです。

この制度を利用すれば、
住宅ローンは返済を続けながら、
その他の返済は約１００万円ほどに
圧縮して返済することが可能となります。

もちろん、返済額の決定に当たっては
細かい規定がありますから、
実際の返済額を決定するには、
もう少し検討が必要です。

ただ、住宅ローンの返済額
プラス３万円ほどの返済が可能であれば、
十分検討に値する制度だと思います
（住宅ローンの返済額に関しても、交渉可能）。

現在、返済は苦しいんだけど、
住宅は何としても残したいという方は
一度検討をしてみてはいかがでしょうか。

ＩＣＨＩ～！散歩⑳　富士駅から事務所へ向かう③

富士の本町通りを行き、北に向かう
左右の街の風景はシャッターが閉まり
やや寂しい。ただ、正面には富士山が見える
撮影時は秋のため、まだ雪はない