多額の債務を圧縮して返済(個人民事再生)

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多額の債務を圧縮して返済(個人民事再生)

司法書士というお仕事 ~司法書士鈴木一郎の歳時記~

2012/08/07 多額の債務を圧縮して返済(個人民事再生)

個人民事再生手続なんて、
何か堅苦しい名称ですね。

 

そもそもこの個人民事再生とは、
住宅ローンを含む多額の借金返済に
苦しんでいる人が、

 

今後の収入の中から
借金の一部(3000万円以下なら5分の1、
最低100万円以上に債務を圧縮)を
返済することにより破産せず、

 

住宅を手放さずに、
生活をやり直せることを目的として
平成13年4月から施行されている制度です。

 

 

 

今では、住宅ローンを除く債務額が
5000万円以下の方であれば利用可能です。

 

もちろん、住宅ローンを抱えていない方でも利用は出来ます
(詳しくは、弊事務所ホームページを参照されるか、
直接お問い合わせください。)。

 

 

さて、ちょっと専門的な話になりますが、

 

この個人民事再生手続には、
「小規模個人再生手続」
「給与所得者等再生手続」があります。

 

この二つの手続きには、
大きな違いはありませんが、

 

一般的に「給与所得者等再生手続」の方が、
返済額が多くなる傾向にあります。

 

そして、もっとも大きな違いといえば、
債権者の決議が不要ということです。

 

反対に「小規模個人再生手続」では、
こちらが作成した返済計画案に対し、
債権者の過半数と債務総額の2分の1以上の
賛成が必要となります。

 

大分難しくなってきました・・・

 

 

以前は、この手続きに異議を唱える債権者は
ほとんどありませんでした。

 

ですから、私も弁済額が少なくなる
「小規模個人再生手続」を選択することが
多かったのですが、

 

最近は異議を唱える債権者も
現れそうな状況です。

 

世知辛い世の中になってきていますね。

 

これからは、ケースバイケースで
手続を選択する必要が
より一層重要になってきそうです。

 

ちなみに、会社員の方は
どちらの利用も可能です。

 

 


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