消費税だけじゃない・・・

私のホームページの「相続登記」の項で、
相続登記に関して「期限はありませんが」との記載がありますが、

その根拠は、相続税の計算における
「基礎控除額」の存在にありました。

今までは、５０００万円と
法定相続人ごとに１０００万円。
つまり、相続人が２人いれば

５０００＋１０００×２＝７０００万円

となり、一般的なサラリーマン家庭などの
相続財産は、すべて合わせても

基礎控除額を超えるケースはほとんどなく、
相続税を納める必要がないので、

相続税の申告期限の「相続発生から
１０カ月以内に申告・納付」

に、こだわる必要がなかったからです。

ところが、今国会で法案が通れば、２０１５年からは

（本来は２０１１年４月からが、東日本大震災のため延期）

この基礎控除額が３０００万円と
法定相続人ごとに６００万円となることが
決定されているため、

上記の例だと４２００万円となり、

課税対象となるケースが多くなることは、歴然ですね。

（その他税率の引き上げ、生命保険の保険金非課税枠の
縮小等相続税課税が強化されます。）

静岡県はまだまだ不動産の評価は
高額とは言えないので、

基礎控除のラインを超えるケースは
極端には増えないかもしれませんが、

東京ではおよそ２倍になるともいわれているようです。

ほんと、国は取りやすいところから、
税金を取っていくんですね（個人的感想）。

なんだか、消費税の増税に文句をつけたい気分ですね。