判決が出ても大丈夫?~Cさんの時効援用までの戦い②

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判決が出ても大丈夫?~Cさんの時効援用までの戦い②

任意整理(債務整理)

2017/06/28 判決が出ても大丈夫?~Cさんの時効援用までの戦い②

裁判所からの訴状を未開封のまま放置してしまい、

期日欠席により「調書判決」が送られてきたCさん。

 

裁判内容を確認すると、どうやら「時効」の主張が

可能であった事件でした。

 

判決の日付は2週間以上も前の日付…

もはや反論の機会はないのか…という局面でしたが…

 

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元金にここまでの延滞期間の延滞利息と、

支払日までの利息を含め数十万円もの大金、

基本的に返済の交渉をするしかありません…」と

話し始めたとき、封書に添付してある判決書の

受け取り期日が目に入ってきました。

 

どうやらCさんは判決送付後すぐに受け取りをせず、

1週間後くらい後に再配達されたようです。

 

その日付から計算すると、Cさんが判決書を

受け取ってから、まだ2週間経過していないようでした

 

実は、判決は裁判官からの言い渡しで

確定するのではなく、原告や被告にその内容が

届いた後、2週間経過して初めて、確定するのです。

 

判決

 

ですから、判決に不服な人は、その2週間の内に

控訴の提起や上告などをして(控訴期間)、

自分の主張が認められるよう、裁判を

続けることが出来るのです。

 

裁判所に確認したところ、まだ2週間の

経過はなく(未確定)、Cさんにも今回の判決に対し

改めて自分の主張をすることが許されたのでした。

 

早速、控訴状の提出をし、改めて「時効援用」

主張を展開しました。

最終的に相手方が訴訟を取り下げてきたため、

Cさんの時効は完成し、返済は不要となりました。

 

 

ひらめき

 

結果的に万々歳でしたが、もっと早く相談して

いただければ、もっと早く、しかも簡単

解決できた案件だけに、うれしさも半分といった

ところでしょうか(そんなこともないかな?)。

 

皆さんも、突然届いた通知に驚かず、

冷静に行動(相談等)を起こすことを推奨します。

 

その際には、ぜひ司法書士にご相談ください。

 

 

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