個人再生は正規労働者でなければ使えない?~非正規Aさんのケース

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個人再生は正規労働者でなければ使えない?~非正規Aさんのケース

個人再生(債務整理)

2016/12/26 個人再生は正規労働者でなければ使えない?~非正規Aさんのケース

個人再生とは、住宅を残すため、住宅ローン以外の

借入金を原則5分の1、最低100万円にまで

圧縮し、その額を3年で返済していくのものです。

 

がねーしゃ

 

100万円で3年なら、基本1月3万円の返済を

継続できる方であれば、サラリーマン、自営業者、

パート、アルバイトとどなたでも利用は可能です。

 

もちろん、利用するための条件はいくつかありますが、

借金整理をするうえでの優れた手段であることは

間違いありません。

 

さて先日、派遣社員のAさんが相談に来られました。

収入は月15万円から18万円位で、

住宅ローンはありませんでしたが、

借金総額は約300万円ほどありました。

 

派遣

 

これを任意整理で返済するとなると、

原則最長5年返済で月5万円は必要となります。

 

これが個人再生なら3年間、月3万円

返済が終了するのです。

 

これはかなりのメリットありなんですが、

Aさんの手取り月収からすると月3万円も

決して楽とは言えません。

 

案の定、裁判所に個人再生の申立てをした後、

裁判所から何度か、返済を継続できるかの

問合せや積立の記録の提出を要求されました。

 

生活再建

 

ただこのAさんは、少ない手取ながら、

しっかりと積立を継続された方だったため、

最終的には個人再生の認可が下りました。

 

圧縮されたとはいえ、月3万円の返済が

楽にできる方ばかりではありませんが、

しっかりと生活を立て直し、月3万円の返済を

継続できると思われる方であれば十分利用可能です。

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