司法書士のスキルは、実務の積み重ねにある！？

事務所に仕事の問い合わせがあったとき
当然報酬のお話もさせていただきますが、
私の事務所の報酬が決して高いわけではないにしろ、
一般的な感覚からいえば、それなりの金額で
あるとは思っています。

ですから同時に、依頼者には「個人でもできる」こと
であると案内し、問合せ先などをご紹介します。

登記であれ、訴訟であれ、裁判所への
提出書類であれ誰でもご自分で対応可能なんです。

ただそれでもご自分でそれなりの時間や労力を
掛けるより、専門家に依頼した方がよいと
お考えの方が、当事務所等にご依頼いただける
ものと考えています。

しかし、専門家と言えども私自身は、
自分が関係する相続登記をしたこともありませんし、
自宅を購入し、土地建物を自分の名義にする
登記もしたこともありません。

もちろん自分自身の借金整理や個人再生、
自己破産等の手続もしていません。

自分の問題のために訴訟をしたことも
実際に一度もありません。

昔読んでいた家庭裁判所を舞台とする
「家栽の人」という漫画に、離婚調停を担当する
若い女性の裁判官が、調停でもめている
申立人らに「結婚もしていない女が…」
（すみません、詳細は忘れてしましました…）

自分たちの調停を指揮するのかと文句を言われ、
一時悩んだりしていましたが、
結局その裁判官は「結婚も離婚もしていませんが、
多くの事例と向き合った経験があります。」といい、
申立人等を納得させるという話がありました。

私はこれこそが実務家の姿であると、
個人的にえらく納得した思い出があります。

詰まるところ、私たち司法書士や社労士、
弁護士などの士業従事者のスキルは
実務の積み重ねによって延びるという
ことでしょうか。

私自身も司法書士、社労士として
どんどんスキルアップしていきたいと思います。

…で、お仕事くださいね！