アンデッド?多重債務の幻影~銀行カードローン高水準

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アンデッド?多重債務の幻影~銀行カードローン高水準

個人再生,債務整理,司法書士というお仕事 ~司法書士鈴木一郎の歳時記~

2017/05/26 アンデッド?多重債務の幻影~銀行カードローン高水準

何年か前からその予兆を感じていましたが、

最近の債務整理相談者の借入先の多くが

銀行やネット銀行のカードローンであり、

しかも借入額が恐ろしく大きくなっています。

 

とんがりき 

 

確かに貸金業法の改正前の法定利率を超えた

金利ではありませんが、預金金利が0.000…

なんていっていることと比べれば、

18%前後の金利は、かなりの利息を生む

商品であり、銀行の収益面への貢献度は高いため

銀行側の売り込みは積極的ですね。

 

思えば、貸金業法が改正された当時、消費者金融の

貸付に年収の3分の1までという総量規制が

掛けられたにもかかわらず、銀行の貸付は

フリーハンドで認められるという、

何らかの“忖度”があったような

不思議な状態でしたから、いずれこのような状況が

発生することは、決して“予想外”なものでは

ありませんでした。

 

いつか見た風景が…

 

もあい

 

銀行側では過剰貸し付けの見直しをしていく

という発表ですが、自らを規制することが

できるかは疑問符がつきますね。

 

最近の相談者でも総額1000万円を超える

借入残高の方も多く、将来利息の免除による

元金返済とする「任意整理」ではとても弁済計画を

立てることができないため、裁判所の関与する

手続である「個人再生」を活用し、

原則借入れ総額を5分の1(最低100万円)に

圧縮(元金カット)し、3年で返済する計画を立てる

ケースが急激に増えてきています。

 

まりあ?

 

300万円位の借入金額が残っているのなら、

「個人再生」を検討することは、

もはやトレンドになっているのかもしれません。

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