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何年か前からその予兆を感じていましたが、
最近の債務整理相談者の借入先の多くが
銀行やネット銀行のカードローンであり、
しかも借入額が恐ろしく大きくなっています。
確かに貸金業法の改正前の法定利率を超えた
金利ではありませんが、預金金利が0.000…
なんていっていることと比べれば、
18%前後の金利は、かなりの利息を生む
商品であり、銀行の収益面への貢献度は高いため、
銀行側の売り込みは積極的ですね。
思えば、貸金業法が改正された当時、消費者金融の
貸付に年収の3分の1までという総量規制が
掛けられたにもかかわらず、銀行の貸付は
フリーハンドで認められるという、
何らかの“忖度”があったような
不思議な状態でしたから、いずれこのような状況が
発生することは、決して“予想外”なものでは
ありませんでした。
いつか見た風景が…
銀行側では過剰貸し付けの見直しをしていく
という発表ですが、自らを規制することが
できるかは疑問符がつきますね。
最近の相談者でも総額1000万円を超える
借入残高の方も多く、将来利息の免除による
元金返済とする「任意整理」ではとても弁済計画を
立てることができないため、裁判所の関与する
手続である「個人再生」を活用し、
原則借入れ総額を5分の1(最低100万円)に
圧縮(元金カット)し、3年で返済する計画を立てる
ケースが急激に増えてきています。
300万円位の借入金額が残っているのなら、
「個人再生」を検討することは、
もはやトレンドになっているのかもしれません。