２０１５年の相続税課税強化の静岡県への影響

年末が近づくにつれ、相続税課税強化に関する
新聞や雑誌の特集記事などが見受けられます。

「課税対象が倍に！」とか「相続重税！！」とか
いかにも恐ろしい税金という名の怪獣が
まるで映画ゴジラやジョーズのごとく
徐々に私たちの身近に迫ってきているかのように
バックグランドミュージックの音量を
これでもかと上げてきていますね。

確かに、これまで５０００万円と相続人一人につき
１０００万円で、例えば妻と子供２人の相続では
およそ８０００万円あった基礎控除額が
６割の４８００万円まで小さくなってしまうという
大変ショッキングな大減額がされては
みな神経質にならないではいられませんね。

ただ、私の暮らす静岡県については、
果たして、４８００万円もする資産をお持ちの方、
（相続財産のほとんどが被相続人名義の
土地・建物である現実を踏まえてみると）
がどれほどいらっしゃるのかということです。

雑誌の特集記事に掲載されているのは、
ほとんどが首都圏および名古屋、大阪、埼玉、
福岡などの大都市圏であり、静岡について
記載がある記事を見たことはありません（私見です）。

つまり、今回の課税強化で影響を受けるは
ほとんどが大都市圏であり、
全世帯の２割強が課税対象になりますが、
そのうちの７割弱が東京、名古屋、大阪等の
三大都市圏に不動産等をお持ちの方
ということになります。

そうすると、今回の課税強化による
静岡県での影響はいかほどか？？

・・・ほとんど”ない”といえるかもしれません。
おっと、あくまでも私見ですが。