自己破産至る経緯も人様々～事務所の相談は増加傾向

最近私の事務所に寄せられる依頼の中で
自己破産を希望される方が増えています。

富士市、富士宮市の破産事件管轄する
地裁富士支部での事件番号の推移をみても
決して増えているわけではないのですが、
私の事務所は増加傾向が顕著です。

ただ自己破産といってもそこに至る経緯は様々で、
皆さんが直ぐに頭に浮かぶようなギャンブルや
浪費による借金で首が回らなくなった…
といったことばかりではなく、
（もっとも、ギャンブルや浪費は、
破産が認められにくい要件です。）

当初は堅実に生活をしていて、その生活の中で
返済が可能な限度で借り入れをしていたのに
会社が倒産した、解雇された、

派遣の仕事がなくなったとか、病気になって
治療費がかさんでしまって返済が困難になったとか、

住宅ローンを銀行で組んだが、給料が減ってしまった、
または予想よりも給料が上がらなかったため
住宅ローンの返済が大変になり、
その不足分を消費者金融から借りるうちに
多重債務になってしまった等です。

自己破産をするという結論に至った経緯は
様々ですが、自己破産を選択したからには、
免責（法律上の支払義務を免除する制度）の後は、
しっかりと生活のリスタートを切って
明るい未来を送られることを期待します。