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故人の遺志を尊重する その1
最近は本当に「終活」ブームで、
テレビをはじめ、新聞、雑誌に
大いに採りあげられているようですね。
「終活」とは、人生の終わりのための活動の略で、
我々自身が、人生の最期を迎えるにあたり、
残された人々に迷惑をかけることがないよう、
あらかじめ、ご自身の資産や葬儀、相続、
さらにどのようにしてほしいかといった希望等
エンディングノートのようなものに
まとめておくことです。
ただ、これらの記載には法的効果はありませんから、
残された方々が、ご本人の希望をかなえるという
同じ方向を向いていただければいいのですが、
そうでない場合は残念な結果になることもあります。
そんなご心配がある方は、
やはり「遺言書」の作成をお勧めします。
遺言書作成についてはココ>>
そこで、相続が発生し、不動産の名義の変更を
する必要がある場合は、先ずは「遺言書」を探す、
ということをしてください。
ただ、まだまだ遺言を残す方は多くありませんから、
実際は”ない”ことの確認となりますね。
また、遺言には自筆証書と公正証書があり、
公正証書の場合は公証役場で相続人である
確認ができれば、検索が可能です。
費用もそれ程かかりません。
以上の手続きをして、遺言がないことが
確定したのならば、いよいよ相続の手続について
考えていくことになります。 (つづく)