過払い金は本当に戻ってくるのか？～過払い金検証

最近、過払い金返還に関する広告を
頻繁に目にするようになっています。

過払い金が何百万円も還ってきた？！
という事例が何件も掲載されていますが
これってホント？？

実は本当です。

但し、誰でも戻ってくるという訳ではありません。

そもそも過払い金とは「払い過ぎた利息」ですから
利息を払い過ぎている人でないとだめです。

では、利息を払い過ぎているとはどういうことか。

例えば、現在の貸金業法では１００万円未満の
利息は１８％以上はとれませんが、
貸金業法改正以前は３０％（あるいはそれ以上）
近い利息を取ることができていました。

ところが、高い金利を取ることができる条件があり
それを満たしていないと１８%以上の利息は
返還しなければならなくなりました。

その利息を合計すると、残元金も返還できてしまう。
さらに、残元金以上の返還利息があれば、
その分は返還してくださいとなる訳です。

利息の合計が残元金を超えるというには
それなりの返還期間が必要です。
それはだいたい７年くらい（個人差はあります）と
一般的に言われています。

また、高い金利で借りていた借金を
一括弁済した場合等も過払い金が
発生する可能性がありますね。

過払い金があるのなら、必ず全額戻ってくるか
といえば、最近はそうでもない場合もあります。

記憶に新しい「武富士の破たん」等、
昔の借入先が倒産していたり、
あるいは厳しい経営状況にある場合など
返してといっても、なかなか返してくれない
といったことも現在では頻発しています。

最近は過払い金回収がどんどん困難になっています。
但し、高金利の借り入れを７年以上していて、
あるいは一括返済していた方で、
最終の取引日より１０年経過をしていなければ
返還請求の手続をしてみてもいいかもしれません。

個人的には、若い頃から消費者金融を
利用してきたが特に返済には困ったことがない方。
かつて長く利用していたが、
一括で返済した後利用していない方。

イメージで言うと、ちょうど定年を迎えた
あたりの方が、かなり過払い金が
発生するように思います。

一度お調べになって見てはどうでしょうか。