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先日の日曜日、浜松の静岡文化芸術大学で
開催されたシンポジウム「奨学金問題を考える」
に参加してきました。
奨学金といえば”無利子”とずっと思っていましたが、
最近は有利子の奨学金があると知り、
非常に驚いています。
私の事務所にも奨学金を返済している方からの
相談が何件か寄せられていますが、
通常の債務整理のスキームで奨学金を考えると
非常に困難なことになります。
というのも、現在の奨学金の貸主である
日本学生支援機構は消費者金融より対応が厳しく
延滞利息、将来利息の免除を全く認めず
徹底的な回収を図る姿勢を崩しません。
これだと任意整理での返済計画が作りにくく
この手続を使っての借金の整理は
あきらめざるをえない結果となります。
では、公的整理である「個人再生」や「自己破産」は
どうかといえば、一定の効果は認められますが、
奨学金を借り入れるとき、人的保証として
ご両親や親戚等を連帯保証人として
請求される場合も多く、本人に借入金額の圧縮や
債務の免責が認めれらるとしても
その分は結局保証人へ全額請求が来る…と、
八方塞がりとなってしまいます。
現状では、解決策が見つからないという状況です。
<ゆるキャラの協力も・・・>
奨学金問題に関する社会背景等、
この場では書ききれませんが、
多くの人たちの協力を得ながら
考えていかなければならない問題ではありますね。
債務整理についてはココ>>