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高額な借金返済請求が来ても慌てない
突然高額な借金返済請求が届き…
令和になっても事務所に寄せられる相談の中で、
何年も前から返済していなかった借金の
請求がいきなり届いたうえに、高額の損害金が
加算され、とても返済できない、
というものがいくつかあります。
「時効」の主張が可能かも…
もちろん、個々の詳細を確認しないとはっきりとは
言えませんが、仮に最後の取引から5年、
または10年以上経過しているということであれば
「時効」を主張できるかもしれません。
大きくなった借金は、忘れたころに…
さて、事務所に相談に来られた方の場合、
若いころに消費者金融や信販会社から借金をし、
返済を続けてきたのですが、やがて多重債務となり
ついに返済ができなったまま放置せざるを
得なかったようでした。
でも、その間もずっと請求が来ていなかったので
忘れていたのだが、先日急に法律事務所から
請求書が届くようになったとのこと。
いきなりの借金返済請求にも慌てない。
法律事務所からの請求にもびっくりしたが、
さらにその請求書をみてびっくり!!
返済していなかった元金が50万円位なのに、
損害金が加算された150万円もの
金額の請求が来ていたのでした。
借入金の時効というのは刑事事件の時効と違い、
時間が経過したからといっても、時効制度を
利用すると相手方に意思表示しなければ
時効が完成しません。
よって、たとえ時効期間が経過していたとしても、
請求を掛けてくる法律事務所等には
当然文句も言えません。
時効の可能性あり、是非相談を!
ですからこのように法律事務所から請求が
届いた場合でも、あわてずに時効の主張が
可能かどうかを考えてみましょう。
先ずは、この様な請求が届いた場合、
放置などをせず、一度司法書士や弁護士等に
相談をされてはいかがでしょうか。