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貸金を回収しよう!<徹底回収編>
支払督促手続の流れ
支払督促は訴訟手続より簡易・迅速・低廉な
費用で、判決を得るのと同等な効果のある方法と
説明しましたが、反面、相手方の反撃により
訴訟手続きに移行しやすい面があります。
想定内ではありましたが、Aさんの支払督促に対しても
相手方より反撃(といっても和解案の提出ですが)
がありました。
その後訴訟手続きに移行しましたが、
相手側からの和解案は、解決には程遠く
とても了承できるものではなかったため、
和解には応じず、判決を求めました。
勝訴判決を得た次は
さてさて判決が出ればそれで貸金の回収が
可能かといえばそういう訳にもいかず、
次に強制執行という手続をしなければ
回収することは出来ません。
Aさんは相手方の勤務先を承知していたため、
今回は預金を差押えるのではなく、
給料を差し押さえることとまりました。
差押えはもっと利用しやすくなる?
今後法改正がされる予定ですが、現時点では
差し押さえる預金の所在や勤務先などを
差し押さえる側で調査しなければなりません。
今回Aさんが相手方の情報を持っていたため、
差押えも上手くいきましたが、
ほとんど上手くいかないのが差押えです。
法改正がされ、差押えの実効性が上がれば
貸金回収を求める裁判は増えていくことでしょう。