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私自身の知識のブラッシュアップのために
これから不定期に「テクテク相続の散歩道」と題し、
司法書士の視点から、相続を考えて行こうと思います。
1 相続を考える前に
相続なんてまだ早いと考えている方も
多いでしょうが、人生何があるかわかりません。
相続のためと硬く考える必要はありませんが、
一度自身の財産の棚おろし作業をするつもりで
シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
現在お住いの住宅の評価がいくらなのか、
以前購入した株式などの有価証券の
評価額はどの程度なのか、自分名義の預貯金は
どこの金融機関にあり、いくらなのか。
また住宅ローン等の負債はどの程度
残っているのか等現状の把握ができれば、
その後の人生の過ごし方が
少しは変わるかもしれませんね。
2 エンディングノートの活用の功罪
ご自身の相続について考えるツールとして、
最近よく耳にするのがエンディングノートです。
ノートの指示に従って記載していくと、
自分自身の財産や親族・友人たちの連絡先、
埋葬に関する希望など遺族に残すことが
出来ますが、「だれだれに相続させる」と
記載したとしても、エンディングノートには
法的効力がありませんから、ご自身の遺志を
実効性のあるものにするためには、
やはり遺言が必要になります。
仮にノートに遺言のような紛らわしい記載を
した場合、思わぬ相続人間の争いを
引き起こす事態にもなりかねませんから
ご注意ください。
第2回につづく