歴史探訪~戸籍の向こうに悲劇の時代が~相続放棄

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歴史探訪~戸籍の向こうに悲劇の時代が~相続放棄

司法書士というお仕事 ~司法書士鈴木一郎の歳時記~,相続手続

2014/04/02 歴史探訪~戸籍の向こうに悲劇の時代が~相続放棄

相続の登記を申請するときに
必ず添付しなければならないのが
亡くなった方の相続関係を証明する戸籍謄本です。

 

今回は、被相続人が叔父さんのため、
相続放棄申述書を提出するには、先順位の相続人
(今回は、叔父さんの配偶者、孫等、両親、兄弟)が
存在しないことを証明する必要から、

 

申述人にとっては祖父の出生から
戸籍を収集する必要がありました。

 

相続放棄についてはココ>>

 

 

すると東京墨田区から送られてきた戸籍の中に
告知書」なるものが添付されていて、

 

そこに「昭和20年3月10日に戦火で焼失しました。」
との文言が記載されていました。

 

歴史に詳しい方ならすぐにお気づきでしょうが、
昭和20年3月10日は、東京に大規模な
空襲が行われた、まさにその日になります。

 

 

昨年大ヒットした映画「永遠の0」の時代ですね。

 

昭和20年は西暦で1945年。
あの世界大戦からまだ70年も経っていない
その悲劇を最近の日本は忘れかけているように
感じるのは私だけでしょうか。

 

…なんて、感傷につい浸ってしまいました。

 

戸籍を辿る旅もなかなか乙なものでしょ。 

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